雨が降ると、基本的には気温は上がる。
それは、雲によって放射冷却が抑えられるから。
体感的に暖かいと感じるかもしれないが、
だからといって、活性も上がると考えるのは早合点。
まず、気温に対して水温は、遅れて追随してくる。
また、雨による流れも無視できない。
気温は同じでも、風の有る無しで体感温度は変わる。
風は、水中でいえば流れと同じだ。
低水温期にディープのバスがシャローに姿を表すのは、
捕食の要素というよりも、太陽光が目当てと見てもいい。
だから、気温が高い曇りの日よりも、
穏やかな陽射しが差し込む午後の方がいいだろう。
暖かい日には、釣りのしやすさからも、
ついつい、攻めの姿勢になってしまうかもしれない。
しかし、そこは冷静になって状況判断することが賢明だ。
特に、大雪がドッと降った後であればなおさら、
バスは、一気に真冬のパターンに落ちてしまう。
そうなればキャバクラ、少々の気温変化では動かない。
変温動物であるバスにとって、水温の急激な変化は命取り。
「ちょっと出てみようかな」が命取りになる。
その慎重さをイメージすることを怠らない。
人間の感覚とは、明らかに異なるのだ。
攻めの姿勢は、時に必要なものだ。
しかし、出しどころを誤ってはいけない。
まずは、定番のアプローチを基本に組み立てる。
そして、タイミングを見計らって冒険する。
その緩急の妙こそが、厳しい時期の結果を分ける。